英語コラム

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英語を優先すると国語がおろそかになるのは間違い

英語を優先すると国語がおろそかになるのは間違い

英語を優先すると国語がおろそかになるのは間違い

若者の国語力が低下している、という指摘は10年以上も前から指摘されてきました。
そして今では、学生だけではなく新社会人の国語力も低下しているという指摘がでています。

2020年を目標に英語教育を改善していこうという動きがある中、「英語力の向上にばかり力を入れては、国語力がつかないのでは」と心配する声も少なくありません。

今回は英語力と国語力が本当に反比例の関係にあるのかご紹介します。

英語力と国語力は別の問題

日本の英語教育を改善すべきだ、より早い時期から始めるべきだという意見は1986年から出始めました。
それから30年以上かけて、ようやく今回の大改革に漕ぎ着けたといっても過言ではないでしょう。

その一方で、学生の国語力の低下は10年以上も前から始まっていることです。

学校や家庭で、英語力の向上に力を注いでいるのは事実です。
しかしそれよりも以前から学生たちの国語力の低下が始まっています。
このことからも、英語力を身につけようとすることが、国語力の低下に繋がっていると言えないことが分かります。

国語の勉強の時間は減らない

国語の勉強の時間は減らない

小学生の内から英語教育を始めるというのは、子ども達の毎日の勉強時間を増やすということに繋がります。
決して、国語を勉強する時間を削って英語を勉強しようというものではありません。

子ども達は朝起きてから寝るまで、家族との会話やテレビなどから、ほぼずっと日本語を聞いています。
また、幼いうちからの本の読み聞かせも、一般的な家庭では日本語で行われていることでしょう。

子ども達が受信する日本語、つまり国語がしっかりしていれば、子ども達は自然と国語力を身につけていきます。

英語力は国語力があってのもの

私達日本人は日本語で物事を考えます。
そして日本語で文字を書いたり言葉を話す時も、まずは日本語で考えてから発信します。
英語を勉強し始めた頃もそうです。

始めに頭に浮かぶ日本語が正しくなければ、もしくはテキストや会話の英語の文章に正しい日本語の文章をあてがうことができなければ、正しく英語を覚えること(英語力を身に付けること)は困難でしょう。

また、英語力と国語力はどちらも文章を理解する能力が必要です。
そもそも日本語の文章を読解する能力がなければ、英語の文章を日本語に訳した後に読解することはできません。

以上のことから、英語力と国語力は反比例の関係にあるというよりは、比例の関係にあることが分かります。

よって「英語力をつけようとすると国語力が下がる」という意見は正確ではなく、正しくは「そもそも英語力は国語力がないとつかない」と言えるでしょう。

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